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趣味を活かして自宅で教える

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“お金をいただいて教える”ということ

謝礼をいただいたらプロ。責任を持つことが重要

在宅ワークといえば、パソコンを使用した仕事が多く考えられてきましたが、インターネット上でさまざまな可能性が広がってきた今、FacebookなどのSNSを上手に利用しながら、自分の趣味を活かして、自宅で教室やサロンを開く女性が増えてきました。職種も広がりがあり、以下のようなさまざまな教室が運営されています。

  • マナー:立ち振る舞い、おもてなし、ビジネスマナー、姿勢.etc
  • ハンドワーク:ジュエリー、フラワーアレンジメント、ビーズアクセサリー、キャンドル、ガラス細工.etc
  • 料理:クッキング全般、スイーツ、パン、紅茶.etc
  • ビューティ:ネイル、エステ、メイク.etc
  • ヘルス:ヨガ、アロマテラピー、ボディメイキング、ヒーリング.etc
  • カラー:パーソナルカラー、インテリア.etc
  • スタディ:英語、韓国語、書道、手話.etc

など、あなたも携わったことのあるお稽古事があるのではないでしょうか。

茶道や華道などお免状がないと、名前を名乗り指導してはいけないという規則がある場合もありますが、それ以外は誰でもが先生になれるケースも多く、「先生の質」が問われる時代になってきました。

生徒から報酬をいただき、指導する場合は、その内容に対する責任が生じます。気分次第でお休みにしたり、生徒の成長を考えず自己満足のみに陥るような人は「先生失格」であることを、肝に銘じておきましょう。

ちょっとまって!その作品、必要とされていますか?

お金をいただいて教えることは、そんなに甘くはありません。

「私の洋裁技術は、プロレベルだと思う。お友だちに『子どもの洋服を作って』と頼まれることも多いの」と言うA子さん。自宅で洋裁教室を始めたいと、フラウネッツのカウンセリングに相談にきました。

たまたま知人であった、A子さんのお友だちにもヒアリングしたところ、実はA子さんの作った子ども服は、ほとんど着用せずにそっと捨てるか、しまっておくことが多いとのこと。

「あうたびに、私の子どもを見て『もっと動きやすい服を着せた方がいい。私が作ってあげる』とうるさい(!)ので、お願いしているだけ。ましてやお金を出して教室なんて通いたくない」との本音を、こっそり教えてくれました。この話は、もちろんA子さんは知らない様子。周囲が、どちらかというと迷惑していることに気がついていないのです。

これでは、せっかく自宅で教室を開いても、本格的に継続することは難しいでしょう。自己満足をするためだけの教室は、成功しませんので注意が必要です。

憧れのサロネーゼ。本当に維持できる!?

サロネーゼとは、自宅などをサロンとして開放し、ライフスタイルを向上させるスキルを教えている女性のことです。サロンの場所も、室内も優雅なスペースであり、先生自身も美しく魅力あふれる方がたくさん。専業主婦から始める人も多く、テレビや雑誌などマスコミでも取り上げられることも多くなってきました。

フラウネッツでは、特に「サロネーゼ」という表現にはこだわりませんが、フラウネッツのメンバーのなかにも該当するであろう女性が何人もいます。ただし、皆さん、上品で綺麗というだけでなく、しっかりと明確なビジョンを持っています。「お金持ちのマダムが始めたお遊び」ではなく、人に教える・伝えるための努力を常に行い、自分を磨き、経営努力をしている先生が、サロンを継続し成功されています。

本物のサロネーゼになるためには、人を惹きつける十分な魅力が必要です。青山のワンルームマンションを借りることは、お金があれば可能ですが、先生自身に魅力がなければサロンは継続できません。夢を現実にするためには、まずは自分を磨き、実力をつけ、魅力溢れる女性になることから意識してみましょう。

自宅で教室を開くために必要な“5つのポイント”
  • 生徒数名が集えるワークスペースの確保
  • 販売して欲しいと言われる「作品力」
  • 人に教えるだけの「技術力」
  • 自分に会いたいと思わせる「魅力」
  • 家族の「理解と協力」

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